金融審議会総会(第16回)議事要旨
1. 日時:
平成14年12月20日(金)16時03分~17時24分
2. 場所:
中央合同庁舎4号館9階 金融庁特別会議室
3. 議題:
- 証券市場の改革について 
  - (1) 第一部会報告「証券市場の改革促進」について
- (2) 公認会計士制度部会報告「公認会計士監査制度の充実・強化」について
 
- 「金融再生プログラム」の実施について 
  - (1) 作業工程表について
- (2) 第二部会における今後の検討の進め方について
 
4. 議事内容
- ○貝塚会長より開会の挨拶があった。 
- ○太田第一部会長代理及び事務局から、第一部会報告「証券市場の改革促進」について報告があった。 
- ○片田公認会計士制度部会長及び事務局から、公認会計士制度部会報告「公認会計士監査制度の充実・強化」について報告があった。 
- ○自由討議における主な質問や意見は以下のとおり。 
- 金融システム改革と今回の「証券市場の改革促進」との関係はどういうものか。 
→ 金融システム改革を踏まえた現在の証券市場において、今何をすべきかということを検討したのが、今回の第一部会報告である。
- 有価証券報告書等の記載内容の適正性に関する代表取締役の確認について、ワーキンググループでの議論においては、公認会計士が責任を持って署名した報告書について経営責任者が再度確認をする必要があるのかとの意見もあり、「容認する」との記述になったという経緯があることは承知しているが、経営責任者には当該公認会計士を選任した責任があり、経営責任の明確化という観点からは代表取締役による適正性の確認には非常に意味があると思う。 
- 私募制度の拡大及び適格機関投資家の範囲の拡大について、消費者の立場からは、適正な転売規制や情報提供の実現をきちんと担保していただきたい。 
- ネット証券のあり方について、検討を始めていただきたい。 
- 第一部会報告は、投資家サイドの視点で議論がなされており、資金調達側の視点からの議論がもっと必要なのではないか。 
- ○事務局から、「作業工程表」、及び同工程表において金融審議会で審議することとされた事項に係る第二部会における今後の検討の進め方について報告があった。 
- ○自由討議における質問や意見は以下のとおり。 
- 公的資金制度のあり方の検討について、金融問題タスクフォースと金融審議会に設置されるワーキンググループとの関係はどのようなものか。 
→ タスクフォースは、不良債権問題の終結に向けてその状況をモニタリングすることをその目的として設置するものであり、制度の検討については金融審議会にお願いする。
- ○竹中金融担当大臣から挨拶があった。挨拶の要点は以下のとおり。 
- 部会報告に基づき、速やかに所要の制度改正を行ってまいりたい。 
- 先般「作業工程表」を公表したが、金融審議会においては、同工程表に示されている、新しい公的資金制度、自己資本比率及びリレーションシップバンキングのあり方などについて、精力的に検討を進めていただきたい。 
問い合わせ先
金融庁 総務企画局 企画課調査室
   電話 03(3506)6000 (内線 3514,3515)
   本議事要旨は暫定版であるため、今後修正があり得ます。




